2010年06月15日

<居酒屋経営者殺害>死因は失血死 静岡県警(毎日新聞)

 静岡県三島市本町の居酒屋「加津(かづ)」で10日未明、経営者の津田久代さん(61)が遺体で見つかった殺人事件で、県警三島署捜査本部は11日、司法解剖の結果、津田さんの死因は首の前部を鋭利な刃物で切られた失血死と発表した。

 捜査本部によると、店から東方向の約50メートルにわたって微量の血痕が残っていた。血痕の先にJR三島駅につながる大通りがあり、捜査本部は犯人の逃走経路の手掛かりになるとみて血痕の鑑定を急いでいる。【山田毅、田口雅士】

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2010年06月10日

リニア中央新幹線 迂回ルートにこだわらず 長野県知事(毎日新聞)

 長野県の村井仁知事は4日、リニア中央新幹線(東京−大阪)の県内ルート選定について、「交通政策審議会で議論し、専門的な立場で見解が得られれば、関係者への理解も進む」と話し、南アルプスを北に迂回(うかい)するルートにこだわらない姿勢を示した。国土交通省内で同日開かれた同審議会中央新幹線小委員会に出席した後、記者団に語った。

【ニュースがわかる】遠くない?リニア新幹線が走る日/1 2025年開業予定

 県は80年代以前から迂回ルートを一貫して主張。県内の自治体の首長らが参加するリニア中央新幹線建設促進県協議会(会長・村井知事)でも、迂回ルートによる建設推進を決議してきた。

 一方、JR東海が07年12月に全額自己負担で事業化を目指すと発表。建設費や所要時間を減らすため、南アルプスをトンネルで貫く直線ルートで、途中駅は県内1駅にとどめる方針を示したことから、各自治体の思惑が変化。JR側の意向が優先されると判断した県内自治体の中には、地元への駅誘致を実現するため、直線ルートを求める声が高まっていた。

 県協議会は今年5月に初めて、迂回ルートに加え、直線ルートでの整備を望む両論併記の決議文を全会一致で決議。ルートにこだわらなくなった理由について、村井知事は記者団に「かつては迂回ルートが、実現する可能性が最も高かった。今はいろんな意見が出てきたため、両論併記に近くなった」と明かし、県内のさまざまな意見を審議会に伝えることができたと成果を強調した。【寺田剛】

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2010年06月04日

「擁護すべき」主張すらない首相 福島氏の痛烈皮肉(産経新聞)

 フランスの思想家、ヴォルテールのものだとして伝えられている次のような言葉がある。

 「私はあなたの意見に反対である。しかし、あなたがそのように主張する権利は最後まで擁護しよう」

 社民党の福島瑞穂党首に上記の言葉を贈りたい。しかし、鳩山由紀夫首相に対しては贈りようがない。「擁護すべき」主張を自らが次々と覆してしまうのだから。

 米軍普天間飛行場移設問題をめぐって、鳩山首相が28日に福島瑞穂消費者・少子化担当相を罷免したことに伴い、社民党の連立政権離脱が確実となっている。社民党は30日の全国幹事長会議をへて、連立解消を正式に決定する構えだ。

 福島氏は罷免された28日夜、党本部で記者会見して、次のように言った。

 「私は言葉に責任を持つ政治をやっていきたいと思います。だからその言葉に従ってサインをしませんでした」

 社民党はこれまで、執拗に「国外、県外」移設を強く訴えてきた。安全保障上の観点から、その主張の是非には議論があるところだ。日米間の防衛、外交の現実に目を向けずに実現性の薄い案にこだわり続ける社民党の姿勢は無責任だという批判を免れない。ただ、そうしたことを承知の上で、あえて言う。仮に福島氏が署名してしまったら、世論はどう受け止めただろうか。今までの社民党の言動は何だったのかと不信感をもたれるのは間違いない。社民党支持者の信頼を一気に失うことは必至だ。

 そういう意味で、「国外、県外」という主張を繰り返してきた社民党の党首が今回の鳩山内閣の対処方針に署名しなかったことは、十分に納得できる。言行一致である。その主張の内容にうなずくことができなかったとしても、である。

 これに対して、鳩山首相の態度はどうか。ご存じのとおり、鳩山首相はこれまでに「3月末決着」「5月末決着」「最低でも県外」など、さまざまな“公約”を国民に提示してきた。だが、それらのうち、ひとつも実現できなかった。鳩山首相の発言の「軽さ」は、これまでも多くの人々が指摘してきたところでもある。

 記者会見での福島氏の「言葉に責任を持つ政治」という発言は、鳩山首相のこうした姿勢に対するあてつけである。痛烈な皮肉、批判、抗議である。

 普天間飛行場の移設先については、名護市辺野古がもっとも現実的な案だったと言えよう。だからこそ、自民党政権も米国と協議の上で、この地への移設を決断したのだ。鳩山首相はその案を拒否し続けた挙げ句、展望のない非現実的な発言を繰り返し、結局、めぐりめぐって辺野古への移設に戻さざるを得なかった。その結論そのものについては、むちゃくちゃなことにならずに安堵した人も多いだろう。

 ただ、辺野古を否定し続けてきた鳩山首相がこれまで国民に向かって話してきたことは実現できなかったわけで、「うそつき」と首相をののしる声が上がったのも当然と言えば当然だった。

 ここに、鳩山首相と福島氏の決定的な差がある。自民党の石破茂政調会長は29日朝のテレビ番組で、「辞めるべきは福島さんではない。それは首相だ」と述べた。たしかに、そういう面がある。(五嶋清)

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